石はダイヤモンド以外にも選択肢はある
- ブライダルリングの素材・宝石
- 2018.04.13
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婚約指輪といえばダイヤモンドをあしらったものが主流ですが、近頃はダイヤモンド以外の石を使った婚約指輪を選ぶという方も増えてきています。。日本では「婚約指輪といえばダイヤモンド」というイメージが定着していますが、海外セレブたちの間では、ルビーやサファイヤといったカラーストーンの婚約指輪はとりわけ珍しいものではないそうです。
そういえば、かの有名なダイアナ妃に贈られた婚約指輪もブルーサファイヤが使われたものでしたよね。
実はこのカラーストーンを使った指輪、ダイヤモンドを使ったものに比べてさまざまなメリットがあるのです。
というわけで、今回はダイヤモンド以外の石について、特徴やメリット・デメリットをまとめてみました。ダイヤモンド以外の石を使った婚約指輪を検討しているという方は必見です!
婚約指輪の石は、やっぱりダイヤモンド?
婚約指輪の発祥は古代ローマ時代だといわれています。そして歴史が重ねられ、婚約指輪と結婚指輪が分けられるようになったのは19世紀末頃。ダイヤモンドを使った婚約指輪が一般的になったのは、ごく最近のことだといわれています。
このように婚約指輪の歴史をたどってみるとダイヤモンドの婚約指輪の歴史は意外と浅いようですね。
そもそもダイヤモンドが婚約指輪の石として用いられるようになったのには、その性質が影響しているといわれています。
ダイヤモンドは非常に硬いため傷がつきにくく、経年劣化に強い石です。
このダイヤモンドの高い耐久性に由来して「永遠に輝き続ける愛の象徴」として用いられるようになりました。
いまやブライダルの定番となったダイヤモンドの婚約指輪ですが、婚約指輪の石に必ずしもダイヤモンドを使わなければならないというわけではありません。婚約指輪を買いに行くと、多くのお店ではダイヤモンドの指輪が並んでいると思いますが、お店によってはダイヤモンドの部分をほかの石に変更できるサービスを行っているところもあります。ルビーやサファイヤなど美しい色の石を使えば、他の人と被らないあなただけの特別な指輪になることでしょう。
また、外側の石だけでなく、内側に好きなカラーストーンを埋め込むこともできます。指輪の内側に二人が好きなカラーの石や誕生石などをあしらえば、二人だけの思いがこもったリングになりそうですね。
近頃はカラーストーンを使った婚約指輪を着用する人が増えているということですが、カラーストーンを使った指輪にはどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?
順番にチェックしてみましょう。
カラーストーンのメリット
ダイヤモンドに比べて価格が安い
カラーストーンを用いた婚約指輪は、ダイヤモンドを用いた指輪に比べるとお求めやすい価格のものが多いです。婚約指輪をプレゼントしたあとは、結婚に向けて同棲生活が始まったり、結婚式や新婚旅行の準備が始まったりするため、何かとお金がかかります。それに向けて指輪代を節約できるというメリットがあります。そういった状況では「お財布にやさしい婚約指輪」というのはとても魅力的です。
個性を出せる
カラーストーンの婚約指輪を着ける人は確かに増えてきていますが、やはり大多数の人はダイヤモンドが使われた婚約指輪を身に着けています。
そんな中でカラーストーンを用いた婚約指輪を身に着けると、ほかの人とは一味違う個性を演出することができます。
デザイン面だけでなく、誕生石や宝石言葉といった特別な意味から選ぶことができるのもカラーストーンならではのメリットです。
結婚後も普段づかいしやすい
婚約期間中に身に着ける婚約指輪は、結婚指輪を着けるようになるとタンスのこやしになりがちなものだったりします。
また、ダイヤの石を使った婚約指輪はいかにも記念品といったムードがあり、普段使いをするのにためらってしまうという方も多いそう。
その点、カラーストーンを使った指輪はカジュアルな雰囲気がありますし、普段使いをするのにも最適です。
「せっかくプレゼントしてくれた指輪を着けないままにしておくのはもったいない…!」という方には特におすすめです。
今後は値上がりの可能性が大
「カラーストーンって少し安っぽい印象がある…」という方もいるかもしれません。
確かにダイヤモンドに比べると値段は安いのですが、この十年でカラーストーンの価値は急上昇しており、中には2200%も価格が上昇したものもあるそうです。
今のうちにカラーストーンの婚約指輪を買っておけば、数年後に物凄く価値の高いものになっているかもしれませんね。
カラーストーンのデメリット
ダイヤモンドに比べると傷がつきやすい
ルビーとサファイヤといったカラーストーンは高度が低いわけではありませんが、ダイヤモンドと比べると耐久性で見劣りしてしまいます。
指輪によく使われるエメラルドやオパール、ペリドットといった石は傷つきやすく、洗剤やお湯に弱いため身に着けるときには注意が必要です。
身に着ける場所を選ばなきゃいけない可能性も…
個性的で美しい色をしたカラーストーンの指輪ですが、職場などに着けていくには少し目立ちすぎてしまうこともあります。外出をするさいにはTPOを考えて着用するようにしましょう。また法事などに指輪を着用するのはNGなので注意するようにしてくださいね。
カラーストーンの種類と特徴
ルビー
燃えるような深い赤色が印象的なルビー。ダイヤモンドには及ばないものの硬度が高く、
ミャンマーやタイ、カンボジアなど原産国がアジアに偏っていることが特徴です。
意外と知られていない話ですが、実はこのルビー、元々は「コランダム」という名前の鉱物で、結晶中に含まれる不純物の含有量によって色が変化します。ちなみにサファイヤも、このコランダムから色が変化したものを指します。
はっきりとゴージャスな印象を与えてくれるルビーは、身に着けるだけで女性らしく華やかな印象を与えてくれますよ。
サファイヤ
気品ある青色が特徴的なサファイヤも、ルビーと同じ程度の硬さをもっている石です。
サファイヤには「誠実」「慈愛」といった意味が込められていて、真摯な愛の象徴とされています。
身に着けるだけで上品な印象を与えてくれるサファイヤの指輪は、どんな装いにもマッチするのでさわやかに着こなすことができるでしょう。
エメラルド
別名「愛の石」とも呼ばれるエメラルドは、古くから幸福や安定をもたらす石として親しまれてきました。そのため、これから結婚を控えている婚約の時期にはピッタリの意味を持った石であるといえます。
石の特徴としては表面の硬度はそこまで低くないものの、内部に多数の傷を抱えているという特徴があります。そのため、衝撃を受けると割れたり欠けたりしやすいのが少し難点です。
指輪にしたときの美しさは格別で、ゴールド・シルバーどちらのアームにも非常に合うのでアームは決まっているけど石を決めかねているという方にぜひおすすめしたい石でもあります。
オパール
見る角度や光の反射によって表情を変える「遊色効果」が特徴的な石です。
虹のように多彩な色を輝かせる指輪はまるで魔法のように、神秘的な印象を与えてくれます。ルビーやサファイヤなどに比べて、石の色自体が濃いというものではないので、派手過ぎずに個性を出したい方にはうってつけでしょう。また、硬度はエメラルドと同程度となっています。
アメジスト
宮城県や鳥取県など、国内でも産出されるアメジスト。紫色の輝きは大人びた優雅な雰囲気を漂わせます。アメジストの指輪は日中の間は透き通った涼し気な印象を、夜は落ち着いた印象を与えてくれるので、大人の女性におすすめの石でもあります。
婚約指輪というとダイヤモンドを想像してしてしまいがちですが、紹介させて頂いたようにダイヤモンド以外にも美しい石は沢山あります。
今回紹介させていただいた石以外にもまだまだ沢山の石があるので、色んな種類の宝石を楽しんでみてくださいね。