婚約指輪、どんな要素を重視して選んでいますか? 中央の石選びや周りのデザインだけでなく、アームの形状からも選ぶことができます。リングは、宝石、爪と台座、アームで構成されており、色々な部位で個性を出すことができますが、アームにこだわることでもそれが可能です。アームに使われる素材には色々な種類がありますし、形状もさまざまなものが出ています。さらに、アームの内側には、二人しか知り得ないメッセージを刻印したり、インサイドストーンという小さい石を埋め込んだりすることもできます。アームのアレンジの幅はとても広いのです。早速アームの選び方をチェックしてみましょう!
アームのデザインってどんなものがある?
多くのショップで見ることのできるアームのデザインとして「ストレートアーム」「V字アーム」「S字アーム」「X字アーム」などがあります。
通常のまっすぐなアームラインのものは、「ストレートアーム」と呼び、どのような指にも合うタイプです。ただし、リングの幅によって、ふさわしい指というのが変わってきます。例えば、比較的小さな手の女性には、細くて華奢なタイプのアームが合いますし、手や指が細くて長い女性には、幅広タイプのアームがおすすめです。
その他、代表的なアームのデザインとして「V字アーム」「S字アーム」「X字アーム」があります。「V字アーム」はその名の通り「V」がかたどられたもので、縦のラインが強調されることから、指を長く見せたい人におすすめの形状です。「S字アーム」は、波のようにくねった曲線が特徴のアームで、指がまっすぐに見えるため、少々ごついと思われるような指にもぴったりの形状です。最後の「X字アーム」は、2つのリングをクロスさせたもので、これも「S字アーム」同様、指をすっきり見せたい人向きの形状です。
アームには色々な加工ができる!
リングのアームの内側には色々な加工ができます。その加工の種類についてご紹介します!
文字や模様を刻印する
婚約指輪のアームの内側には、さまざまな刻印を施すことができます。ブランドによって入れられる文字や模様は異なりますが、基本的にアルファベットや数字は入れられることがほとんどなので、日付やふたりのイニシャル、愛のメッセージを彫る人が多いです。
特に模様やマークはブランドによって対応範囲が異なるので、下調べをしっかりしておきましょう。
誕生石などをインサイドストーンとして埋め込む
婚約指輪の内側に、誕生石などの宝石をインザストーンとして埋め込むのも人気があります。それぞれの宝石には石言葉があり、愛にまつわるメッセージが込められているものも多いので、宝石をお守り代わりにして埋め込むとおまじない感覚で身につけられます。
また、自分の誕生石や相手の誕生石、ふたりが付き合った月やプロポーズした月の誕生石を選ぶのも素敵です。古くから、自分の誕生月の石を肌身離さず持っていると、それだけでお守りになって持ち主が守られ、幸運が舞い込んでくるという言い伝えもあるので、迷ったら自分の誕生月の石を選んではいかがでしょうか。
以下が誕生石の一覧です。
1月 ガーネット
ガーネットは、ざくろの実を連想させる朱色。愛にふさわしいカラーで、真実、忠実といった意味があります。
2月 アメジスト
女性らしいパープルが上品なアメジスト。日本語だと藤色とも表現され、日本人女性に似合うおしとやかな色です。誠実、高貴といった意味もあり、婚約指輪にぴったり!
3月 アクアマリン
澄んだ水色のアクアマリン。人と人を調和で結びつける働きがあるとされ、オシドリ夫婦にふさわしい宝石です。
4月 ダイヤモンド
永遠の愛の象徴とされるダイヤモンドは4月の誕生石です。あえて内側にもダイヤモンドを埋め込むのは粋ですね。
5月 エメラルド
澄んだ美しいグリーンが印象的なエメラルドの石言葉は、幸福や愛、新たな始まりなど、婚約指輪にぴったり。
6月 ムーンストーン
「純粋な愛」という意味があるムーンストーンは、やさしいミルキーな色合い。女性らしさを高めてくれそうな宝石です。
7月 ルビー
情熱的な真っ赤なルビー。石言葉は情熱や愛情で、燃え上がる愛を表現するのにぴったりです。
8月 ペリドット
ほんのり黄緑色できらきら輝くペリドット。ふさぎ込んだ気持ちを晴れやかにしてくれると言われていて、石言葉は幸福や夫婦の愛など、婚約指輪にふさわしい宝石です。
9月 サファイア
ピンクとロイヤルブルーの2色が人気のサファイア。浄化のパワーがあると言われていて、慈愛や誠実といった意味を持ちます。
10月 トルマリン
ビビッドなピンクが鮮やかなトルマリンは、広い心、忍耐といった意味を持ち、これから夫婦としてつらい時も苦しい時もともに乗り越えていきたいふたりにぴったり。
11月 トパーズ
アクアマリンと似た明るい水色のトパーズ。自己実現力を導くと言われていて、石言葉は希望や誠実。
12月 タンザナイト
色香のある紫色のタンザナイト。ティファニーが「タンザニアの石」命名した石で、誇り高き人、神秘といった石言葉があります。
ソリティアでダイヤモンドを目立たせる
王道の婚約指輪を身につけたい方は、婚約指輪の定番デザイン「ソリティア」のリングを選ぶのがおすすめ。石を1粒だけセットしたシンプルな婚約指輪で、ダイヤモンドを立て爪で留めたものがメジャーです。
ダイヤモンドのきらめきが際立つので、存在感たっぷりの婚約指輪に。爪があった方が立体感が出て婚約指輪らしくなるので、ダイヤモンドのクオリティにこだわる人はぜひ検討を!