身につけている状態では見えない、婚約指輪の内側に刻む言葉や文字が今、バリエーション豊かになっていることをご存じですか？
日常的に身に着ける結婚指輪に比べてメッセージ性や個性が発揮されると聞けば、みんながどんな言葉を入れているのか気になるところ。もちろん、刻印しないという選択肢も1つ。ブランドや店舗によっては受け付けていないこともあるので事前の確認が必要です。英語、フランス語、曲のタイトルに緊急連絡先?!……日付やイニシャル以外に限られた字数の中でどんな言葉を選択するのか、どんな考え方があるのか、刻印を入れたら指輪の価値が下がるの？など、婚約指輪の刻印にまつわるさまざまな例をご紹介します。
定番は日付とイニシャル
刻印を入れたカップルに、どんな刻印を入れたのか聞いてみました。
- 二人のイニシャル
- 大切だけど忘れがちな記念日
婚約指輪の刻印は二人の備忘録？
やはり定番は日付やイニシャル。デザインなどによって限られた字数で表現しやすいことや記念という意味合いが強いでしょう。結婚指輪は結婚記念日を刻印するからと、婚約指輪は付き合い始めた記念日やプロポーズなどの大事な日付を入れたり、イニシャル（男性）toイニシャル（女性）といったかたちが一般的。日付は忘れないけど、意外と「年」（年齢ではなく）がわからなくなるという理由から付き合い始めた年や贈る年を入れたり、誕生日や記念日が集中する「月」（と年）を入れることもあるようです。
刻印で指輪の価値が下がる？!
指輪に刻印をすると、ジュエリーとしての価値が下がると聞きました。自分の子どもに譲り受けるときや、万が一質屋に入れる、なんて時が来た時のためにも、刻印は入れないようにしようと思うのですが、どうでしょうか？
婚約指輪を「将来子どもに譲りたい」などの理由で、価値が下がることを懸念する声が聞こえることがありますが、基本的には刻印で指輪の価値が下がることはないようです。アフターサービスのあるショップでは、購入後に刻印を入れたり消したりすることもできるので、あとのことを考え過ぎる必要はないかもしれません。
現実的な女性の感覚と大きな買い物に特別な思いをもつ男性とお互いのギャップが刺激にならないよう、軽はずみに「いつか困ったときに質屋に……」などと言わないように。
将来のふたりへのメッセージになる
世界で1つの指輪ですから、基本的に全く同じサンプルはありません。近い文字数やサイズ、デザインのものから刻印された実物を想像することになります。英語、フランス語、その他の縁のある言語でロマンチックなメッセージを込めるもよし、思い出の曲のタイトルや人生を照らす座右の銘、ニックネームや造語などふたりにだけわかる秘密の言葉でもよいでしょう。この時期ふたりは大きな節目に際して「思い」を伝えたりかたちにしたりする機会が続いて、指輪のメッセージを特別に感じることがないかもしれませんが、いずれ将来のふたりに懐かしさや初心を思い出させてくれたり、勇気づけてくれるヒントになるのではないかと思いますよ。
一生大切にできる特別な文字を！
二人の愛を刻む、と言っても過言ではない婚約指輪の刻印。入れる・入れないは人それぞれですが、どうせ入れるなら一生大切にできる特別な文字を入れたいですよね。ふたりで考えるのも楽しいので、ぜひ刻印について考えてみてくださいね！