ダイヤモンド、2種類の「カラー」その違いとそれぞれの意味とは?
- ダイヤモンドの選び方
- 2018.06.16
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ダイヤモンドについて「カラー」というとき、2種類の意味があることをご存じでしょうか?
まず1つめは「無色性」と呼ばれるもので、ダイヤモンドについて「カラー」というと、こちらを指すことが多いと思われます。これは「ダイヤモンドに含まれる窒素の量」で決まります。
もう1つが、ダイヤモンドに色が付いた「カラーダイヤモンド」と呼ばれるものを指す場合の「カラー」。
天然のカラーダイヤモンドもあれば、人工的に放射線などを浴びせることによってダイヤモンドの色を変える方法もあります。
天然のカラーダイヤモンドは非常に希少性が高いため、高額になるケースが多いのが特徴です。
無色性のカラー、その基準と考え方
1つめの「無色性」について見ていきましょう。
私たちが生活する地球には、空気中に多量の窒素が存在します。ダイヤモンドはこの窒素の影響を受け、黄色く変化していることがあります。
ダイヤモンドは、無色透明である方がその質が高いと考えられており、アルファベットで分類されます(最高はDで、Zまで段階があります)。一般的には、F以上のカラー(DEF)がよいとされています。
婚約指輪に使う場合は、「無色である」「汚れがない」ということを意味するために、F程度までの品質のものを選ぶことがすすめられています。
もっとも、この「カラーの見分け」は、それほど容易ではありません。
もちろん、専門の鑑定士が見ればそれとわかるのですが、そうでない場合、DとEは区別がつかないと言っても過言ではないでしょう。
また、「2つを並べて比較すればわかるけれども、1つだけを見てもわからない」ということが多いようです。
あまりにも黄色がかった品質の悪いダイヤモンドは、そもそも取り扱いをしていないというケースも多いので、日本の宝石店や百貨店ではあまり見る機会はないかもしれません。
カラーダイヤモンドについて
高価な天然ダイヤモンドか、それとも人工的に色をつけたダイヤモンドか。
希少性が高いものはもちろん前者ですが、「きれいな色のついたダイヤモンドが欲しい」というだけならば、後者を選ぶことも決して悪くはありません。
カラーダイヤモンドには、いくつもの色があります。
赤や緑、ピンクに青、紫……。
好みの色を選べばよいのですが、婚約指輪に使うのであれば、やはりピンクや赤といった色が主流でしょう。
カットも、ハート形などにして、思い切って「かわいらしさ」を前面に押し出した指輪にするのもよいかもしれません。
婚約指輪で2つのカラーをこだわるべき理由
婚約指輪を選ぶときは、これらの「無色性」「色」の2つのカラーについて、ぜひこだわりたい理由があります。
特に婚約指輪は、結婚のイメージである「純白のドレス」に通じるものがあります。生涯愛し合うことを決意し、二人が結ばれた記念すべき瞬間を永遠に閉じ込めたその婚約指輪は、一点の曇りのないものである必要があるでしょう。
また、小さいカラーダイヤを周囲にあしらったデザインなども、婚約指輪ならではの、かわいらしい「純粋」なイメージを彷彿とさせてくれます。
ぜひ婚約指輪を選ぶ際には、2つのカラーにこだわってみましょう。