ダイヤモンドに関する疑問!同じカラット数なのに値段が違うわけは?
- ダイヤモンドの選び方
- 2018.06.09
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婚約指輪をいくつか見ていると、同じカラット数なのにダイヤモンドの値段が違うことに気がつく人もいるでしょう。「同じカラット数なのになぜ?」と感じたことはありませんか?また、同じメーカーの同じデザインなのに、お店によって値段が異なることもしばしば。今回はなぜそのようなことが起こるのかについて説明していきます。
ダイヤモンドの価値を決めるものは?
ダイヤモンドの価値を決めるものといえば、「カラット」と思われている人もいるのではないでしょうか。そのため、カラット数によってダイヤモンドの値段が変わると考えている人も少なくありません。
実は、ダイヤモンドには、その価値を決める4Cといわれるものがあります。
それは、カラット(Carat)、カラー(Color)、クラリティ(Clarity)、カット(Cut)というもので、これら4つの英語の頭文字をとって、4Cというのです。
カラットはダイヤモンドの重さを表す単位です。重さの他にも、ダイヤモンドの色や透明度、カットなどそれぞれの項目で評価基準があります。例えば、同じカラット数でも、カラーやクラリティなど他の項目で品質が異なれば、それが値段に現れてくるのです。ダイヤモンドの価値を決めるのは、カラットだけではないことを覚えておくと、後々役に立つかもしれません。
グレードの高いカラー(Color)・クラリティ(Clarity)
カラーやクラリティのグレードで、特に高価なものはどのようなものなのでしょうか。
カラーの場合、そのグレードが上がるほど、無色に近くなり、光を滞りなく浸透させることができるため、虹色の輝きを引き出すことができます。希少価値が上がるため、当然値段も上がります。
クラリティの場合、そのグレードが上がるほど、傷などの内包物が少なくなっていきます。一般的に婚約指輪に最適といわれているVS-2以上のものは、肉眼では確認できないレベルです。最高ランクのFL、次いでIFは見た目の差はないといわれていますが、高価になります。
カラー・クラリティについては以下の記事も参考にしてみてください。
ダイヤモンド、2種類の「カラー」その違いとそれぞれの意味とは?
「一番硬い物質」にも傷がある?クラリティについて
同じ商品なのに値段が違うのはなぜ?
また、同じメーカーの商品にもかかわらず、店舗によって婚約指輪の値段が異なるという現象もあります。どういった状況でそのようなことが起こるかというと、大抵はその店独自の割引もしくはネット上の店舗の場合です。ネット上の店舗では、人件費や店舗維持費などを抑えることができるため、その分安く指輪を販売できるというメリットがあります。
まったく同じ商品なのに値段が違う場合は、こういった事情があるのです。
いかがでしたか?ダイヤモンドの価値はカラットだけで決まるものではなく、総合的に判断した上で最終的な金額が決まります。値段も大切ですが、いろいろと見比べてみて、気に入ったものを選ぶのがやはり一番ではないでしょうか。