婚約指輪選び、迷わず進んでいますか? 一般的に、ダイヤモンドなどの中石が乗っている「石座」が高いものが婚約指輪の定番スタイルになっていますが、普段使いにくいという側面もあります。なぜなら石座が高いと、つけているときに洋服や物にひっかけてしまう可能性があるからです。このことは婚約指輪をタンスの中にしまい込む原因になってしまいます。
もし普段使いの婚約指輪を望むのであれば、石座の高さが気にならないものを選んでおくのがおすすめです。このあたりの想定外は「セッティング」に気を配ることで回避できます。まずは、数あるセッティング方法を見てみましょう。
こんなにある! 色々なセッティングのバリエーション
セッティングとは宝石をリングやアームなどに留めることをいいますが、ただ留めているだけではありません。セッティングはその指輪のデザインを決める重要な要素なのです。
セッティングの種類としては「立爪」「カテドラルセッティング」「ベゼルセッティング」などがあります。
もっともスタンダードなセッティングが「立爪」です。一般的な婚約指輪のイメージは、このタイプでしょう。「立爪」の最大の魅力は、宝石を埋め込まないために、左右からも光が入りこむので、輝きが群を抜いて美しいことです。
「カテドラルセッティング」は、「立爪」と似ていますが、両脇からスロープで支えられているため、とても安定感があります。
「ベゼルセッティング」は、しっかりと地金で宝石を囲むものです。何かにひっかけることは少ないため、活動的な女性におすすめといわれています。
意外と重要なセッティング! 婚約指輪選びの要
セッティングは、リングの印象を決めるとても重要な要素の一つであることはお伝えしました。現に、セッティングのデザインが変わるだけで、エレガントにも、モダンにも、大胆でユニークなものにもなるからです。
しかし、セッティングは、つけ心地や強度・耐久性などにも影響があります。このセッティング作業はリングづくりの中でももっとも慎重になる箇所で、職人の腕によって大きく差が出るポイントだともいわれています。
もちろん、単純に、普段つけるときに洋服などにひっかかりにくいものという観点からも選ぶべきです。
婚約指輪選びといえば、宝石やリングのデザイン、地金の素材など、重要な要素はたくさんありますが、中でもセッティング選びは特に慎重に行うのをおすすめします。この気づかいが彼女に伝わるといいですね。