ウェディングツリーは最近人気のウェディングアイテム。ゲスト参加型の装飾としても人気で、ウェルカムスペースを華やかにしてくれる優秀な演出アイテムでもあります。ウェディングツリーの人気デザインやおすすめのアイデアをご紹介します。
ウェディングツリーとは?
ウェディングツリーとは、芳名帳の代わりになるゲストブックのこと。
芳名帳よりもカジュアルなもので、結婚式場に訪れたゲストがシールを貼ったりスタンプを押したりサインを書いたりして、自分が来たことを示すためにあります。
欧米式のカジュアルな結婚式で親しまれているスタイルで、日本でも最近人気を集めています。
本来、芳名帳はゲストからギフトなどをもらった時にお返しを贈るために用意されていたものですが、最近はこうしたしきたりもなくなってきて、結婚式場にギフトを持ってくるようなこともあまりないので、さほど重要ではありません。
そもそも住所であれば招待状を送付する時に確認しているので、あらためて芳名帳を書いてもらう必要はないのです。
また、ウェディングツリーであればさまざまなデザインのものがあり、一枚の絵のようになって結婚式後も飾っておける点がメリット。
ゲストの名前が書かれたウェディングツリーは、新郎新婦が見るたび幸せな気分になる思い出のアイテムとして重宝されます。
最近はウェルカムボードの代わりに受付前に置いておき、ゲストを楽しませる演出のひとつとして活用されることも増えてきました。
受付周りの装飾に悩んでいるカップルや、ゲストとの一体感を出した参加型の結婚式にしたいカップルはぜひ取り入れてはいかがでしょうか。
人気のウェディングツリーとアイデア集
【1】シールタイプのウェディングツリー
ペタペタとシールを貼るタイプのウェディングツリーはだれでも気軽に参加できるのが魅力。
シールに名前やメッセージを書いて貼っていき、やがて大きな木ができあがる様子はロマンチックです。
また、デザインもさまざまでその名の通り木のようになるものから、クラッカーから飛び出す飾りのように散らされるタイプのもの、花束の形になるもの、ウェディングケーキのいちごになるものなど、たくさんの魅力的なデザインから選べるのもウェディングツリーの大きな魅力。
自分好みのデザインを選びましょう。
【2】スタンプタイプのウェディングツリー
スタンプを押して作っていくタイプのウェディングツリーもあります。
ハンコが用意されているウェディングツリーもあれば、ゲストに指印を押してもらうタイプのウェディングツリーも。
指印タイプのウェディングツリーであれば、近くにウェットティッシュなど指を拭き取れるアイテムを置いておきましょう。
指印タイプはこうした気遣いが必要にはなりますが、人の手で直接押されている分だけ味が出て、あたたかみのあるウェディングツリーに仕上がるのが特徴です。
【3】人前式の結婚証明書とセットのウェディングツリー
人前式の結婚式を行う場合は、こうしたゲスト参加型のウェディングツリーは演出としてもとても相性が良く、結婚証明書とセットでつくられているものもあります。
まずウェルカムスペースにウェディングツリーを置いておき、ゲストにシールやスタンプを押してもらった後、人前式で結婚証明書に新郎新婦のスタンプを押します。
そしてウェディングツリーと結婚証明書をセットにしてゲストに見せることで、まさにゲストがふたりの結婚を見届ける人としての役割を担うことができるのです。
新郎新婦の指印をハート型におせば、さらにロマンチックな仕上がりに。
大切なゲストに見守られながらふたりの愛を誓うアイテムとして、ウェディングツリーを活用できます。
【4】新郎新婦の似顔絵をあしらったウェディングツリー
ウェディングツリーは自由にデザインできるので、オーダーして自分たちのデザインをあしらってもらうのも素敵な演出になります。
似顔絵を描いてもらう場合は、新郎新婦の顔がはっきり写っている写真を送って対応してもらいましょう。
どんな表情にしてほしいか言葉で伝えるのもいいですが、できれば理想の表情で写っている写真を送って、そのまま描いてもらうのが一番確実です。
【5】新郎新婦が手作りしたウェディングツリー
ウェディングツリーは紙を台紙にはって手作りすることもできるので、自分で手作りして理想通りのウェディングツリーを作るのもおすすめ。
パソコンで印刷すればコストも節約できて、賢くウェルカムスペースの装飾ができます。
インターネットで「ウェディングツリー」と検索すると、無料でダウンロードできるデータも出てくるので、そうしたフリー素材を活用して手作りするのもおすすめです。
【6】立体的なウェディングツリー
本物の木のように立体的なウェディングツリーを作ることもできます。
クリスマスツリーのように実際にオーナメントや紙の飾りをぶらさげることで、結婚式後のインテリアにも活用できます。
ふたりのイニシャルの形をした紙をくりぬき、そこにメッセージやゲストの名前を書いて吊るしてもらえば粋な演出が可能。
より手の込んだウェディングツリーを作りたい方は、こうした立体的なウェディングツリーを選んではいかがでしょうか。
【7】消しゴムハンコを手作りしたウェディングツリー
ウェディングツリーをスタンプ式にするなら、消しゴムハンコを作って手作りのスタンプを活用するのもおすすめ。
多少手間がかかりますが、自分の好きなキャラクターを彫ったり、2人の「イニシャルを彫ったり、ゲストが自分のイニシャルを使えるようにたくさんのアルファベットを作ったりと自由にカスタマイズできる点が魅力です。
【8】譜面のようなウェディングツリー
譜面のようなウェディングツリーのデザインもあり、ゲストがスタンプやシールを押していくと世界にたった一つの楽譜が出来上がります。
音楽好きの新郎新婦であれば、こうしたウェディングツリーを用意するとゲストからの反応もいいでしょう。
ウェディングツリーのデザインを選ぶ時は、ふたりらしいものを選ぶと個性が出て結婚式にオリジナリティを持たせることができます。
結婚式の演出のひとつとして取り入れてはいかがでしょうか。
【9】木で作ったウェディングツリー
紙ではなく、本当の木材を使ったウェディングツリーも販売されています。
デザインや形はさまざまですが、紙よりも丈夫ですから長期保存にぴったり。
木の年輪になぞらえて、時が経ては経つほど深まっていくふたりの絆を表現することもできます。
また、歳を重ねるにつれて風合いが出てくるのも木材ならではの特徴。
部屋に置いておくだけでもオシャレで様になるので、結婚式後も飾っておきたいカップルにおすすめです。
【10】葉っぱモチーフを吊るすウェディングツリー
木のようなデザインのウェディングツリーのなかには、葉っぱモチーフを立体的なウェディングツリーに吊るすものもあります。
風が吹くたびにゆらゆらと揺れるウェディングツリーは、ナチュラルながら上品な印象。
グリーンテイストのデザインなので、どんな会場にもなじみ、ナチュラルな雰囲気を演出してくれます。
ウェルカムスペースの装飾に悩んでいるなら、ウェディングツリーはゲストが喜ぶ装飾としてぜひ活用したいアイテムです。特に人前式を検討しているカップルは、ゲスト参加型のウェディングツリーを活用して結婚式の雰囲気をあたたかくしてはいかがでしょうか。