運命の1着を探そう!ウェディングドレスの基礎知識と自分に合ったドレスの選び方
- 結婚式準備のいろは
- 2018.05.04
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ウェディングドレスは花嫁の憧れ。運命の1着を見つけるために必要なウェディングドレスの基礎知識と、賢いウェディングドレスの選び方についてご紹介します。自分を最高に美しくしてくれるウェディングドレスを選びましょう!
ウェディングドレスの基礎知識
ウェディングドレスにはさまざまなラインがあり、そのラインによってシルエットが変わるため印象もガラッと変わります。代表的なラインは4つあります。
シルエット別
【1】Aライン
スタンダードな定番のライン。アルファベットのAのようにふわりと広がるスカートのラインが美しく、どんな会場にもマッチする王道のウェディングドレスです。
【2】マーメイドライン
その名の通り、人魚のようなタイトなドレス。裾が長く伸びているので、エレガントでスタイリッシュな大人な雰囲気に仕上がります。
タイトな分、スタイルがいい人や長身な人に似合うウェディングドレスです。
【3】プリンセスライン
プリンセスラインはAラインをもっとふんわりさせたガーリーなライン。ボリュームたっぷりのスカートがまさにプリンセスのようなかわいらしさを演出するロマンチックなウェディングドレスです。
【4】エンパイアライン
最近流行りのナチュラルなライン。すとんとまっすぐ落ちるようなスカートですが、軽い素材で風が吹くとふんわりとたなびき、妖精のような印象に仕上がります。ガーデンウェディングにも合うウェディングドレスです。
また、ウェディングドレスはブランドやデザイナーによってもテイストが変わります。大きく分けると以下の3タイプ。
【5】スレンダーライン
スレンダーラインは直線的なシルエットで、ほっそりとした高身長の花嫁に似合うウェディングドレス。モデル体型のような痩せ型の女性にぴったりです。洗練された印象になり、大人っぽいシンプルな結婚式を挙げたい方にもおすすめ。ナチュラルな印象の結婚式やガーデンウェディングなど、自然派の演出をしたい方はぜひチェックを!
ブランド別
【1】国内ブランド
人気のある有名デザイナーがデザイン史や物や、著名人がデザイン品物などさまざまなブランドがあります。
金額も幅広いため、自分の予算に合わせて好きなブランドを選びましょう。日本人の体形や好みに合わせて作っているブランドばかりなので、自分に似合うウェディングドレスを見つけやすいのがメリット。
【2】インポートブランド
海外のドレスブランド。ハイセンスな花嫁や、ファッションにこだわりのある花嫁、人と被りたくない花嫁など個性派のウェディングドレスが好きな花嫁にぴったりなのがインポートブランドのウェディングドレス。
海外のドレスブランドは日本ではなかなか出会えないような大胆なデザインやモダンなデザインのウェディングドレスが豊富に揃っているので、自分らしいウェディングドレスが見つかります。
【3】アトリエ系ブランド
アトリエ系ブランドは、デザイナーがひとりひとりに合わせてデザインして縫い上げるオーダーメイドのウェディングドレスが特徴です。
世界にたったひとつのウェディングドレスが手に入るので、こだわりが強い花嫁におすすめ。自分の体型に合わせて、一番美しく見えるラインのドレスを作ってもらうことができます。
失敗しない!ウェディングドレスの選び方
【1】なるべく早くドレス選びを始める
ウェディングドレス選びはなるべく早くスタートするべき。というのも、ウェディングドレスのレンタルは早い者勝ち!
1年前から予約がスタートするので、春や秋などウェディングシーズンはウェディングドレス選びも激戦区になり、人気のウェディングドレスはすぐに予約が入って選べなくなってしまいます。
早くウェディングドレス選びをスタートすればするほどウェディングドレスの予約も入っていないので豊富に種類が揃っていますから、理想のドレスを見つけやすいです。
また、理想のウェディングドレスが見つかるまで試着を繰り返してもスケジュールに余裕があるのであせらずにすみます。
また、キャンセル期限までの日数にも余裕があるので、もし万が一変更することになってもキャンセル料を払う可能性が低くなるというメリットも。
【2】とにかくたくさん試着する
ウェディングドレスを選ぶのはとても時間がかかります。というのも、実際に着てみないと自分に似合うかどうかわからず、単純な好みだけでは選べないから。
「絶対にこのウェディングドレスがいい!」と思っていたウェディングドレスが試着したら全く似合わなかったり、
「こういうウェディングドレスは絶対に似合わないだろうなあ」と思っていたウェディングドレスがしっくりきたりするので、とにかく試着が大切です。
また、何度もウェディングドレスのショップに足を運ぶと、スタッフの人がどんなドレスが似合うか、どんなドレスが好みなのかがわかるようになり、的確なアドバイスを受けることもできます。運命の一着に出会えるまで試着を繰り返しましょう。
【3】予算の上限を決める
また、金額の幅も広いので予算との兼ね合いもあります。
どこまで自分の好みを優先し、どこまでお金を出せるのかを決めておかないとなかなか決められずに時間ばかり経ってしまいます。
そのため、最初に予算を決めることがとても大切。最大でもいくらまでにする、と上限を決めてからウェディングドレスを選びましょう。
また、お色直しをする場合はその分お金がかかるので、衣装代の総額の予算をきちんと決めておきましょう。
【4】自分に合ったデザインや雰囲気を決めておく
ウェディングドレスは、普通の洋服と同じく人によって似合う・似合わないがあるので、自分に合ったものを選ぶ必要があります。
たとえばストレートラインのウェディングドレスやマーメイドラインのウェディングドレスは細身の女性に似合いますが、女性らしいグラマーな体型の女性には似合わないこともよくあります。
やわらかい印象を持っている女性であれば、プリンセスラインやAラインのウェディングドレスを選んだ方が良いでしょう。
また、結婚式の雰囲気に合わせるのも大切。レストランウェディングやガーデンウェディングなどカジュアルな結婚式なら、ナチュラルな雰囲気のウェディングドレスを選んだ方が場の雰囲気になじみ、結婚式全体に統一感が出ます。反対に、結婚式の装飾がシンプルなのに、ふわふわしたプリンセスラインのガーリーなウェディングドレスを選んだら、ウェディングドレスが場になじまず浮いてしまうでしょう。全体のバランスを見てウェディングドレスの雰囲気も決めるようにしてください。
【5】ドレスの形と特徴を把握しておく
ドレスの形と特徴はそれぞれ異なります。すでにご紹介したAライン、マーメイドライン、プリンセスライン、エンパイアライン、ストレートラインといったラインによる違いもありますが、同じラインであってもそれぞれ形や特徴が異なっています。
たとえば、クラシカルな印象がある王道のAラインも、ノースリーブかパフスリーブかレースかなど、袖の部分のデザイン次第で全体の形も雰囲気もガラッと変わります。ノースリーブだと大人っぽく洗練された印象になり、パフスリーブだとプリンセス風のかわいらしい印象になり、レースだと清楚で可憐な印象になります。
自分の体型に合わせてウェディングドレスのラインを決めたら、各所の形や特徴を見てさらに自分の理想に近いウェディングドレスを選別していきましょう。
【6】肌色やテイストに合った色を選ぶ
ホワイト
ホワイトはいわゆる純白のこと。青みのある白で、もっとも明るい白です。清廉潔白な花嫁らしい印象に仕上がるので、上品な結婚式を目指したい女性におすすめの色でしょう。
ホワイトのウェディングドレスが似合う女性は、肌色が白く、髪の毛の色が黒など暗い女性です。特にブルーベースの肌色の女性に似合うと言われています。透き通った肌によくマッチし、白い肌の美しさをより際立たせてくれるでしょう。
ブルーベースの方は、自然光の下に手首をさらすと血管が青っぽく見えます。チークはオレンジ系よりもピンク系が似合うタイプなので、自分の肌を見てどちらか判断してみてくださいね。
オフホワイト
「オフホワイト」はほんのりクリーム色のこっくりとした白で、ホワイトよりもやわらかい白色です。イエローベースの肌が多い日本人によくなじむ色だと人気があり、どのウェディングドレスブランドでもオフホワイトのドレスを多く扱っている傾向があります。「ホワイトのウェディングドレスに憧れているけど、試着したら肌なじみがあまり良くなかった」という方はオフホワイトを検討するのがおすすめです。
ただ、ブルーベースの方もオフホワイトのウェディングドレスであれば肌なじみがいいので、どちらの肌タイプの方にも向いています。やさしい印象の花嫁姿に憧れる方は、オフホワイトのウェディングドレスを着用してみてはいかがでしょうか。
アイボリー
アイボリーはイエローがかった白色で、「生成り(きなり)」とも呼ばれます。ほんのり黄色いカラーがイエローベースの日本人の肌を白く見せてくれ、日焼けをしている健康的な肌色の女性にもよくなじみます。「少しでも肌を白く見せたい」と考えている女性には特におすすめの色でしょう。
イエローベースの肌は、自然光の下に手首をさらすと血管が緑っぽく見え、チークはピンク系よりもオレンジ系が似合います。イエローベースの肌であれば、オフホワイトかアイボリーのどちらかを選ぶといいでしょう。アイボリーも白色の一種なので、「純白の花嫁」といった印象はしっかりと演出できます。
【7】使われている素材もしっかりチェック!
ウェディングドレスの雰囲気を決めるのは、色やライン、デザインだけではありません。ウェディングドレスに使われている素材も、ウェディングドレスの雰囲気を変える大切な要素です。
人気のあるシルクは、光沢があり高級感がある素材。テカテカとした安っぽい光沢ではなく、やわらかく内側から発光するような上品な光沢があり、つややかで清楚な印象の花嫁姿に仕上がります。クラシカルなワンランク上の花嫁を目指すなら、シルク素材のウェディングドレスを選びましょう。
ふんわりとしたオーガンジーは妖精のような印象になり、かわいらしく女性らしい印象を与えることができます。エアリーな質感も演出できるので、ロマンチックな結婚式や幻想的な結婚式、プリンセス風の結婚式を挙げたい女性におすすめです。ガーデンウェディングなどナチュラルな結婚式にもよくなじむでしょう。
王道のレースはとびきり清楚な印象になります。また、しっかり女性らしさを出しつつも肌見せさせることもでき、上品なフェミニンを演出できる素材。重厚感あり格式高いキリスト式の結婚式や、海外風・パリ風の結婚式に憧れている女性におすすめです。なるべく肌を露出したくないという女性も、レースであればさりげなく腕を隠すことができるので活躍するでしょう。
【8】体系にあわせて考える
グラマーな女性
大きめバストなどメリハリある体型のグラマーな女性は、ノースリーブかVネックなどデコルテ部分が出ているウェディングドレスがおすすめです。首回りがすっきりとした印象になり、メリハリあるボディラインがいやらしくなく引き締まった印象で魅せられるため、体型を活かした美しい花嫁姿を披露できるでしょう。
スレンダーな女性
反対にスレンダーで直線的なボディラインの女性は、ウェディングドレスも直線的なエンパイアラインやストレートラインのものを選びましょう。体のラインが美しく見え、すっきりと洗練された印象の花嫁姿になります。エンパイアラインやストレートラインのウェディングドレスは、細身の体をより美しく見せてくれるはずです。
なで肩の女性
なで肩の女性は、肩回りにボリュームをプラスしてくれるパフスリーブやフリルのウェディングドレスがおすすめです。肩回りにふんわりとしたシルエットを持ってくるだけで、体全体のバランスを整えてくれて小顔効果も期待できます。たとえばバラのモチーフやリボン、フリルなどであしらわれたパフスリーブであれば花嫁らしくかわいらしい印象にも仕上がります。
いかり肩の女性
肩幅がしっかりしていてもう少し華奢な印象に見せいた女性は、逆に肩を見せるワンショルダーのウェディングドレスやホルターネックのウェディングドレスがおすすめです。こうしたデザインは首を長く見せてくれるので、肩幅を目立たせず全体のバランスを整えてくれるでしょう。
【9】式場よりも先にウェディングドレスを決めるのもアリ
通常であればなによりも先に結婚式場を決めますが、こだわりの強い花嫁さんは結婚式場とウェディングドレスを同時進行で選ぶのもおすすめです。
というのも、式場の雰囲気とウェディングドレスのテイストを合わせることができるから。
どんなに理想のウェディングドレスをレンタルできても、式場の雰囲気と合わなければ十分に魅力を発揮できません。
そんな勿体ない展開を避けるためにも、式場とウェディングドレスを同時進行で選んで、ウェディングドレスが映える式場を選んではいかがでしょうか。
また、結婚式場では提携しているドレスショップがあり、そのドレスショップ以外からウェディングドレスを選ぶと持ち込み料がかかるケースがほとんど。
どうしても着たいウェディングドレスやウェディングドレスのブランドがあるなら、先にウェディングドレスを決めてしまうのもひとつの方法です。
そうすればウェディングドレスのショップと提携している式場を選ぶことができますし、式場と契約する時に持ち込み料をなくしてもらえるか交渉してから決断することもできます。
ウェディングドレスはレンタルするだけでも結構なお金がかかるので、満足できる運命の1着を見つけたいですよね。こうしたポイントをおさえて、自分のなりたい花嫁像を叶えましょう!